高校教員の多忙化を考える 進学体制強化で授業が過密化!

土曜授業が増加
03年からの学校5日制開始で、高校の授業時数は全体としては減少しました。
しかし、7時間授業は普通科で週3、4回が大勢。中には、週5回の学校も。
「土曜授業」が可能になると、15年度には5校が実施。始業時間前の朝補修や朝学習(小テストなど)も普通科のほとんどで実施、増加傾向に。「進学校」でなくても全県で強化されています。

最大原因は、部活動
多忙化最大原因は部活動指導。「年間360日は勤務している」職場に来ない日は、年に10日あるかないか」など、深刻な実態が明らかに。「とやまマラソン」「高校生とやま県議会」など持ち込み行事も増加。

生徒指導は複雑化
「細やかな配慮を要する生徒が多くなった」「指導の複雑化や保護者対応に過敏になりがち」「家庭連絡は18時以降が多い。朝の出勤前に家庭訪問するよう管理職に言われる」など。

管理職に問題が
「どうでもうよい事に細かすぎる」「思いつきで仕事ふやす」「成果主義が強く例年通りだと納得してもらえない」「これは止めようの決断がつかない」等。

職員会議は形骸化
職員会議は「連絡機関』」化され、論議の時間なく、発言も減り、形骸化しています。管理職や校務運営委員が司会も。古い教員には「無駄な時間」と思われがちです。

教育評価制度と闘う
16年度から「目標達成による教員評価」が導入。高教組は教員評価の賃金リンクは必ず現場の連携を奪い、教育を破壊するとの観点から、粘り強くたたかっています。

富山高退教

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする