“過労死認定”ないが病気休職、現職死も

「過酷勤務に教員悲鳴」(6/8、北日本)「心も体もぼろぼろ」(6/23、同)
18年4月に「県内公立学校教員の過労死認定」が報道冴されて以来、学校の「働き方」、教員の超過勤務がようやく「本気の課題」として語られ始めています。

一方、「教育に穴が空く」問題は県内でも深刻で、「講師未配置」「休職者の代員が見つからない」現状が、多忙に拍車をかけています。
県内の高校現場では幸いにして、公務災害による現職死(過労死)の例は出ていませんが、県立学校の病気休職者は17年度17名、18年度9月末まで14名、疾病による現職死も2~3名で推移。多忙による心身へのダメージや治療の遅れは危険レベルです。
このような多忙化の原因は、①少子化、学校規模縮小による教員数の源②学校への社会的要請の肥大化と多様化⑨教育「再生」による競争と管理・統制の強化にあります。
教職員のいのちと健康を守り、教員の質を維持・向上させるために、「1年間の変形労働時間制」などという帳尻合わせではなく、多忙の原因を取り除く抜本的な改善が急務です。

富山高退教

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