町の幸福論を考える伊野地区

児童数わずか50人の伊野小学校。2015年、出雲市の学校再編案を断り、単独存続を決定して3年がたちました。小さな学校の大きな魅力を求めて地域住民と学校とのコラボが進んでいます。

小学生参加の産地直売所「伊野いち」

いのっこ教室

危機的な局面を迎えている当地区の農業に希望を見いだそうと、2014年に始めた産直市「伊野いち」(年2回開催)では小学5・6年生が宣伝や販売な
どに重要な役割を担います。当日は自分たちが栽培したサツマイモの販売に加え、おもてなしコーナーでお客様接待、お客様の荷物運び、商品紹介など、スタッフとして働きます。
昨年、先生と子どもたちは学習のまとめとして「伊野いちの歌」と「ふるさと伊野」の歌をつくり、今年、お客様の前でライブコンサートを行いました。

町の幸福論を考える
伊野いちで学んだ6年生は、3学期、国語教科書に載っている「町の幸福論」(著者:山崎亮)を学習し、「伊野の将来デザイン」を考えて地域住民の前で具体的な取組を提案します。子どもたちの提案はできるだけ実現するように支援しています。

国際ワークキャンプ
小さな地域だが世界が見える大きな人間に育ってほしい、という願いから、外国人青年や日本人学生を招いて里山整備や地域住民との交流などを行う国際ワークキャンプを2016年から始めました。
昨年から、伊野小学校の宿泊研修とのコラボが実現し、子どもたちと交流を深めています。

伊野べーション
島根大学教育学部の学生と地域住民の連携で「伊野の自然を舞台に 子どもの遊びを創る」をテーマに、秘密基地づくりや田んぼでどろんこ運動会などを始めて6年。伊野べーションは子どもたちが楽しみにするイベントに定着しました。

伊野ふるさと会員の寄付で修学旅行経費を援助
伊野のまちづくりを応援してくれる人(関係人口)を増やそうと、昨年度から「伊野ふるさと会員」(1口3千円~5千円のご寄付)の募集を始めました。ご寄付のおかげで、毎年10人前後の6年生の修学旅行経費を大規模校並に抑えることができました。 詳しくはHP「伊野地区自治協会」をご覧ください。ふるさと会員にもなってください。

島根県退教

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