第32回日本高齢者大会in熱海に参加した。今年の大会は、昨年の台風の襲来のために中止となった沖縄大会から2年ぶりの大会だ。
私は、第20回青森大会以来の久しぶりの参加となった。熱海駅前は大会参加者でごったがえす有様。大会要員の熱い歓迎の声に感激。会場へのリムジンバスを待つ参加者は長蛇の列だ。私は徒歩で会場へ。
25分程で大会会場に到着した。全体会場は、ホテルの催事場で折りたたみ椅子が並べられた会場。固定された椅子席の会館ホールではなく,折りたたみ椅子の会場だ。参加者、特に高齢者にとっては堪える。でも、この方が参加者の温もりと連帯感が伝わるような気がした。これもいいものかなあ。
参加者1700人が「夢をいだこう!」、「芭蕉布」の全員合唱が響く.最近の集会では珍しい。歌のない集会が多い。熱情のこもった歌の力が伝わってくる。藤末中央実行委員長の挨拶、参加者のブロック別紹介に連帯と激励の声が飛ぶ。地元熱海高校のエイサー部の演舞に盛んな拍手。本大会の記念講演は同志社大学の浜矩子氏。「人と人の結びつきを拡げれば、闇の中でも必ず勝利するのだ」と結んだ。
2日間の日程はぎっしり詰まっている。昼も夜も出行きのつく暇がない程。私は夜の企画の一つ「うたごえ交流」に参加した。会場は満杯。椅子を足してもらってやっと座れた。三島どんぐり合唱団の生演奏で青春の歌、働く者の歌、平和の歌謡曲等、かつての若者の歌だ。同時代を歩んだ者たちが歌と共に心も共有できたのだった。
今、戦争へのキナ臭い動きやいきていることが困難を極めている時、うたごえは生きる勇気、明日への希望をもたらす。「翼をください」で締めくくりとなった。
2日目は、8つの学習講座と9つの分科会、東富士演習場巡りの他の移動分科会が設定されている。いずれの講座・分科会も今日の課題と実践的に取り組んでいる方々だ。私は選択に迷いましたが、「沖縄の昔と今」~沖縄の歴史・基地問題・経済問題~を勉強する講座にした。
◇大会旗が福島代表に手渡されました
来年の大会は、原発事故被害地福島県郡山市で開催されることが発表された。
若い情熱がわく高齢者大会であった。
青森県退教