全退教総選挙緊急アピール

2024年10月15日

全退教総選挙緊急アピール-

憲法改悪阻止・教え子を再び戦場に送るな!

軍事大国化への暴走を許さず、いのちとくらし、子どもと教育を守る政治の実現を

全退教(全日本退職教職員連絡協議会)幹事会

全国の退職教職員みなさん

10月15日公示、投開票27日で総選挙の火ぶたが切られました。石川・能登豪雨災害復旧の遅れに多くの人々が心を痛め、さらに、物価高騰、年金の目減り、実質賃金の低下、消費税増税などの苦労を国民に強いているのが自民党政治です。今回の総選挙は、政治を変える絶好のチャンスです。

今回の総選挙は、石破総理が手のひらを反して解散総選挙に撃ってでたことに対し、「あまりに言行不一致」と国民の不信と怒りが高まるなかで戦われます。

総選挙の最大の目的は、裏金疑惑・統一協会との癒着に何ら反省のない自民党に審判を下し、自民党政治を終わらせることにあります。このことは、党内きっての改憲、タカ派の石破内閣を打ち倒し、安保法制廃止、憲法が生きる日本の再生をはかるものです。

この間、岸田政権は敵基地攻撃能力保有に道を開き、5兆円にものぼる軍事費の増大、米軍と自衛隊の一体化、戦争できる国づくりに邁進してきました。石破新首相は、これまで「国防軍」の創設「徴兵制」合憲、「アジア版NATO(北大西洋条約機構)の創設を主張してきた人物です。私たちは、軍事大国化への暴走を許すわけにはいきません。

全退教はこれまで、戦争反対、平和でゆたかな教育を願う会員の願いを岸田政権に届ける「ボイスアクション運動」をすすめ、地域から戦争反対!教育と福祉の充実を!の取り組みを広げ、今日に繋げています。また、地域から立憲主義の回復・安保法制廃止を一致点として、市民と野党の共同をすすめてきました。しかしここにきて、安保法制廃止を棚上げにする動きが一部に生まれるなど、市民と野党の共同の前進に困難が生まれています。

国民は、自民党政治を変えることを強く求めています。実現のカギは市民と野党の共闘の前進にあります。地域レベルで積み上げてきた共闘の力を大いに発揮し、共闘発展を願う勢力の前進を目指し、取り組みをすすめていきましょう。

全退教は結成以来、会員の政党支持の自由、政治活動の自由を堅持し、子どもと教育、平和を守って選挙戦に臨んできました。歴史的な総選挙にあたり、みなさんが投票行動に参加いただくこととともに、次の対話を広げていくことを呼びかけます。

①裏金疑惑・統一協会との癒着の徹底解明

②核兵器廃絶、憲法改悪阻止・戦争する国づくり反対

③学校の多忙化解消、安心して働ける教職員増、教育予算拡充

④「20人学級」を展望した少人数学級の前進を。学費値上げ反対

国の責任で、学校給食の無償化を

⑤ジェンダー平等の推進、夫婦別姓制度の導入、女性の賃金格差是正

⑥健康保険証廃止反対、年金改悪反対、高齢者福祉の充実を

⑦子どもたちに明るい未来を手渡そう       以上

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